FX取引のスプレッドとは
スプレッドとはFX取引をする際の売値と買値の差のことです。
このスプレッドが狭ければ狭いほど取引に掛かるコストが低いことになります。
スプレッドはFX取引の目に見えて分かりやすいコストとなるので、各社が競うようにスプレッドの差を狭めていて現在ではかなり安くなっています。
通貨ペアによってスプレッドは変わる
スプレッドの設定は通貨ペア(取引通貨)によって変わります。
ほとんどのFX会社では、ドル/円のスプレッドが最も低く設定されていてます。
主に安定性のある先進国通貨はスプレッドが狭い(安い)傾向にありますが、政治、経済的に不安定要素の高い新興国通貨はスプレッドが広い(高い)傾向にあります。
スプレッドは原則固定
スプレッドは通常は最低値で原則固定となっていますが、場合によってはスプレッドの値が広がることがあります。
スプレッドが広がる原因には様々要因がありますが、日本時間の早朝の時間帯ではスプレッドが広がっていることがよくあります。
米国の経済指標が発表された後も取引が殺到しスプレッドが広がることもあります。(特に雇用統計)
また、取引参加者が少ないタイミングで為替相場が大きく動くと取引が約定できず、スプレッド極端に広がる場合があるので注意が必要です。
〇〇ショックなどと言われるようなことが起こるロスカットや追証が発生し破産者が出てネット上でも話題になります。
※(この場合はスプレッドが原因というわけではないですがスプレッドが広がる例えとしてあげています)
スプレッドは狭いことはもちろんのこと、安定していることも重要なのです。
FX会社のシステムよってスプレッドの広がり方には違いがるのでいろいろなFX会社を試してみるのもいいでしょう。
スリッページとは
スリッページもスプレッドの広がりと同様に為替相場の参加者の少ないときや為替の急激な変動の際に起こりやすい現象です。
スリッページとは、為替相場の変動で注文時に指定したレートからズレて取引が約定してしまうことを言います。
意図しないレートで約定してしまうと思わぬコストを支払うことになり、その後のフォローも大変なのでスリッページの対策をしておきましょう。
スリッページの対策としては、FX会社の取引設定で投資家がどの程度スリッページを許容するのか設定変更できるので必ず設定しておくことをお勧めします。
まとめ
FXを始める時はスプレッドの狭さに注意が行きがちですが、スプレッドは安定していることも重要です。FX会社によってスプレットの開きにも差があります。
自分がよく取引する時間帯にスプレッドが安定しているFX会社を選びましょう。
また、FX会社には約定力も必要です。
この約定力が強い会社はスリッページが起こりにくいので取引実績が多く約定力のつ用意会社を選びましょう。
FX取引は少額で始められるうえに取引コストも比較的安いのが特徴です。
今回はFX取引のコストについて解説しましたが、FX取引のその他の特徴としてはスワップポイント、レバレッジがあります。
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