ETF(上場投資信託)とは
ETFとは、「Exchange Traded Funds」(エクスチェンジ・トレーデッド・ファンド)の略で、「上場投資信託」と呼ばれる金融商品です。
ETFは日経平均株価やTOPIX等の日本株やNYダウ等の海外の指数に連動するように運用されている投資信託の一種です。
株価指数だけでなく、債券・REIT(リート)・通貨・コモディティ(商品)の指数にれんどうするものもあり、日本・米国・EUなどの投資しやすい先進国から、途上国にまで分散投資することができます。
ETFの仕組み
ETFは株価指数などに連動を目指すため複数の銘柄で構成されているので、1銘柄のETFで分散投資ができる仕組みになっています。
ETFは「上場投資信託」という名の通り「証券取引所」に上場されている投資信託です。
上場されているので「株式」と同様にリアルタイムでの取引が可能で、証券会社においても株と同じように売買でき手数料のコストなども株取引と同様の仕様となっています。
また「信用取引」で売買することもできるので、レバレッジを掛けた「ハイリスク」、「ハイリターン」の取引を行うことができます。
ETFのメリット
ETFのメリットは株式と同じように相場の値動きを見ながらリアルタイムで取引することができます。
また、信用取引でレバレッジを掛けた取引が出来るのもETF特徴のです。
少額で分散投資できるのもETFのメリットです。
ETFは複数の銘柄で構成さているので1つのETFで分散投資が実現できています。
日経平均株価は255で構成されているので、日経平均に連動するETFなら実質255社に分散投資したことになります。
ETFは投資信託のため保有期間中には一般的な投資信託と同じで「信託報酬」がかかりますが、ETFの「信託報酬」は一般的な投資信託よりも低めに設定される傾向にあります。
売買できるETFは日本株式だけでなく「国内債券、外国株式、外国債券、REIT(不動産投資信託)、商品(コモディティ)等」様々な指数に連動するETFがあり、海外資産や商品にも手軽に投資することができます。
ETFのデメリット
ETFには「市場価格」と「基準価格」の乖離リスクがあります。
乖離リスクとはどいうゆうことかというと、ETFには取引所での「市場価格」と投資信託としての「基準価格」があります。
分配金の支払いや有価証券の組み入れコストなどで2つの価格に乖離が生じてしまうことがあるということを覚えておきましょう。
ETFは投資信託のように自動積立投資をすることができません。
投資信託のように積立投資をしたいなら毎日ETFを手動で購入する必要があります。
また、分配金も通常の投資信託と異なるため、分売金の再投資コースというものもありません。
まとめ
EFTは投資信託の地区長を持ちながら株式のようにリアルタイムで取引でき、信用取引の対象ともなっているので手持ち資金にレバレッジをかけた取引をすることができます。
その反面、通常の投資信託のように自動積立や分配金再投資コースといった運用ができません。
自分の運用方針によって上手に使分けましょう。
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